第17章 ボーダー復帰
迅「夏海。明日は陽太郎に会ってやれよ?」
夏海「はい。そのつもりです」
私は一旦皆と別れてボスのところへ行った
部屋の扉を開けるとボスが笑顔でまっていた
林藤「遅かったな」
夏海「ボス……。大変迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした」
林藤「そんなにかしこまるなって。お前はそれだけの事情があったんだ。こっちにも責任がある。
ただ、これからはもっと楽しめよ?」
夏海「はい!」
ボスの部屋を出ると迅さんがたっていた
迅「ちょっといいか?」
私はうなずいた
迅さんは屋上に向かってあるいていく
私もそのあとを追った
迅「悪かった」
夏海「前にも行ったじゃないですか。謝らないでください」
迅「でも…「じゃあ私の師匠になってください」……!」
夏海「あ、この未来は見えてませんでした?」
迅「まだ確定はしてなかったけど、見えてた」
夏海「なら、私が諦めないのも見えてますよね?」
迅「…………はぁ、………………わかったよ」
夏海「やった!」
こうして私は迅さんの弟子となった
私たちは一緒にリビングに行った
既に修たちは帰っていた
小南「なんだ。迅と一緒だったの」
夏海「聞いてください、小南先輩!私迅さんの弟子になれたんです!」
小南「えー、夏海こんなやつでいいの?」
迅「おい小南。それどういう意味だ?」
小南「そのまんまよ!こんな悪趣味なやつに夏海はあげないわ!」
烏丸「いつから夏海が小南先輩のものになったんすか……」
半ば呆れている京介が言う
木崎「まあ、迅が相手なら嫌でも強くなれるだろ」
迅「レイジさんはさすがわかってるね」
そのあとにチラッと小南先輩を見る
二人のにらみ合いが始まった
そんな二人は放っておいて
夏海「レイジさんも京介もまた相手してね?」
木崎「ああ」
烏丸「もちろん」
そう言って京介は私の頭を撫でた
ドキッ
私は顔が赤くなるのがわかったが、それを隠すように立ち上がった
夏海「さて。私は寝るとしますか。おやすみなさーい」
と早足に自分の部屋に向かった