第3章 個人ランク戦
ガキィーン
キーン
ガッッ
緑川「噂どおり、強いね。夏海先輩」
夏海「駿くんも。さすがA級」
私の主トリガーは弧月
それにたいして駿くんはスコーピオン
打ち合いになれば私の方が有利
夏海(けど、油断は禁物……)
駿くんが向かってくる
駿くんはスコーピオンを使って連続で攻撃をしてくる
私はその攻撃から体を守りながら、反撃のチャンスをうかがう
駿くんが手を止めた
私はその隙を逃さず、弧月をふる
見事駿くんの左腕を落とし、続いて右足も落とした
駿くんの動きが鈍ったところで、弧月を真横にふった
《緑川緊急脱出1‐0朝霧リード》
――――――――そのあともランク戦は続き、10本勝負が終わった