第15章 大規模侵攻

夏海side


京介が緊急脱出した
もう少しサカナのことを早く伝えていれば、あんな形にはならなかったかもしれない

夏海（いや、反省するのはあとだ……！！）
「陽介先輩はC級のキューブをお願いします！

私は人型をやります！」

米屋「了解！」

私は陽介先輩にC級のことを頼んで人型のもとへ走った



夏海（三輪先輩……！？）

私は広げた視野で三輪先輩の姿をとらえた
修を蹴り飛ばしていた

私は三輪先輩の隣に立った

三輪「朝霧……」

三雲「朝霧先輩…！！」

夏海「三輪先輩…トリオン体だからといって、後輩を蹴り飛ばさないでください」

三輪「……フン」

ハイレイン「……なんだ？あいつはお前の仲間じゃないのか？」

三輪「黙っていろ近界民

どちらにしろお前は俺が殺す」

そう言うや否や三輪先輩は人型に向かっていった

三雲「三輪先輩……黒トリガー相手に一対一で……！？」

夏海「攻撃の相性は悪くないよ。

三輪先輩のあの弾丸は実体を持たないあのサカナじゃ防げないからね」

ドンッドンッ

三輪先輩が鉛弾を打ち込んだ
私が修に説明したようにあのサカナでは防御できずに人型に当たった

サカナが三輪先輩に向かう

三輪先輩は細かくシールドをはって人型と応戦する

夏海「修。今のうちに基地へ向かって」

修は強引にでも基地にはいるといった
でもその前に、アステロイドでトリオンキューブを作り出して千佳のものを入れ換えた

夏海「やるじゃん、修」

レプリカ『やはりアステロイドは防がれるか』

三雲「いや、これでいい！行こう！」

修たちは基地へと向かった

私は三輪先輩をアステロイドをうって、サカナを減らして援護していた
だが、修たちの前に女の人型が現れていた

夏海「三輪先輩！！」

三輪先輩が視線だけをこちらに向ける

夏海「修の方にいきます！」

三輪先輩はなにも言わずに戦いに戻った
好きにしろ、ということなのだろう

私は急いで修のもとへ向かった

サイドエフェクトを使いながら走っていると、レプリカが２つに切られたところだった

夏海「レプリカ……！！」