第15章 大規模侵攻
烏丸side
新型の相手をしていると、出水先輩が緊急脱出するのが見えた
出水「わりぃ、京介!仕留め損ねた!」
烏丸「いや、おかげでかなり時間が稼げました。
それに夏海もいるんで大丈夫っす。
宇佐美先輩。修たちは基地まであとどのくらいすか?」
宇佐美「もうあと3分もかかんないと思うよ!」
烏丸「了解。あと3分すね。
俺が3分稼ぎます」
『ガイスト起動
白兵戦特化
緊急脱出まであと200秒
カウントダウン開始』
俺はガイストを起動させて足と武器にトリオンを流し込んだ
新型を一刀両断して人型のもとへ向かった
夏海「おお……京介が本気だ」
米屋「お?京介。ずりーやつ使ってんじゃん」
烏丸「米屋先輩。
逃がしたC級が迂回しつつ基地に向かってます。
キューブにされた隊員も何人かそっちの道に転がってます。
保護して護衛してください。
俺はもうヘルプにはいけません」
米屋「OK。お前が緊急脱出したらな。俺も一緒に遊ばせろよ。
せっかくの黒トリガー様だぜ」
烏丸「了解っす。じゃあ三分間だけ付き合ってください」
迅さんによると俺は誰かに負けるらしい
修と千佳がピンチになるとき二人の未来を変えるポジションにはいない
烏丸(ここまで全開戦闘を避けてきた。
最後の3分俺がこいつを
止める!)
俺は建物を斬り倒していきながら人型を狙うが、刀も使い物にならなくなっていく
ボッ
米屋先輩が瓦礫を人型に向かって打っていく
米屋「どうやらマジでトリオン以外は防げねーっぽいな」
ドドドドッ
米屋先輩の援護を受けて俺は人型の背後をとった
すかさず、剣をふるがマントのしたにハチがいて攻撃が当たらない
『機動戦特化』
こっちに飛んでくるマントのしたのハチをかわす
烏丸「あと数十秒。
あと少しで修たちは……」
その時女の声が聞こえた
ミラ「ハイレイン隊長。
金の雛鳥がまもなく到着します」
烏丸「!!」
(こいつら修たちの位置を……!)
ハイレイン「そうか。ではそちらへ向かおう。
足止めはここまでだ」
米屋「あ……!?まさかこの野郎……」
烏丸「俺たちを引き離すためにあえて残ってたって言うのか……!?」