第15章 大規模侵攻
私はトリオン兵を倒しながら、A級部隊に時折指示をしながら行動していた
そのとき風間隊、B級合同部隊、玉狛・C級隊員の前に人型近界民が現れた
その時忍田本部長の声がした
忍田「朝霧くん!聞こえるか!?」
夏海「はい。聞こえています」
忍田「よし、朝霧くんはB級合同部隊の前に現れた人型を相手してくれ。サイドエフェクトでの指示は気にしなくていい」
夏海「わかりました。今から向かいます」
その時、後方から新型が攻撃してきた
サイドエフェクトで見えていたため、私はそれをかわし一撃を叩き込んだ
夏海「邪魔だ……」
忍田「……頼んだぞ」
夏海「任せてください」
私はB級合同部隊の位置を確認して、走り出した
前方に出水先輩たちがいたため少しスピードをあげた
夏海「出水先輩!」
出水「おー、朝霧」
緑川「あっ、夏海先輩!」
米屋「お前も人型のとこに行くのか?」
夏海「はい。先輩たちも」
米屋「ああ。面白そうじゃん?」
4人で目的の場所へ向かっていると、トリオン兵が、やって来た
私たちは倒しながら進んでいったが数が多いためなかなか進めなかった
その時、「風間さんが緊急脱出した」という情報が入った
夏海「風間さんが……!?」
驚いていると、太刀川さんの声が聞こえた
太刀川「朝霧ー。今新型が多いのってどの辺り?」
夏海「!太刀川さん!……
そうですね……東部地区が一番多そうです。雑魚トリオン兵も結構多いので斬っていったら新型が出るかも……。
それに風間隊がいなくなったので」
太刀川「なるほど。忍田さんと同じこといってるな。
わかった。東部地区に行く」
夏海「お願いします」
やっとのことで人型のところへついたとき
忍田「付近の隊員は可能な限り三雲・烏丸両隊員を掩護しろ!」
緑川「よねやん先輩、どうすんの?
本部長は玉狛を掩護しろって言ってるよ」
米屋「どーすっかなー。もうこっち来ちまったもんなー」
夏海「放っといたらレイジさんたちのとこに行くかもしれないですね」
出水「ここであいつ倒しとく方がいいだろ」
米屋「だよな、賛成」
出水先輩は柚宇さんに戦闘記録を送ってもらった
私はなんとなくサイドエフェクトで見ていたので知っていたが、すごい威力が高かった