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ワールドトリガー~大切なもの~

第15章 大規模侵攻


次の日から私は迅さんと行動を共にすることになった

サイドエフェクトで市全体を見ていると、朝のためか中学生、高校生の姿が目立った

夏海「迅さん。敵さんはいつ来るんですか?」

迅「うーん。まだわかんないなー」

夏海「攻めてこないのが一番楽なんですけどね」

といいながら、警戒区域を歩いていく


私たちは大規模侵攻が終わるまで学校にはいけなくなっていた

だが、今日はトリオン兵が少ない
私は嫌な予感がしていた

昼御飯は迅さんが持っていたぼんち揚を食べた
私たちはビルに上って、私は市全体をもう一度サイドエフェクトを使ってみた

迅「うお、早いな」

夏海「えっ!?」

迅さんの言葉に振り返ったとき上空が真っ黒に染まった
そして、門が増えていく


サイドエフェクトを使わなくてもわかるくらいに門が発生していた

夏海「うそ……多すぎ……」

驚いていると忍田本部長の声が聞こえた

忍田「任務中の部隊はオペレーター、朝霧の指示にしたがって展開!
トリオン兵を撃滅せよ!

一匹たりとも警戒区域から出すな!!

非番の正隊員に緊急招集をかけろ!
全戦力で迎撃に当たる!!

戦闘開始だ!!」

私は本部を中心にサイドエフェクトを使った

夏海「忍田本部長。本部から見て西・北西・東・南・南西の5方向に分かれました!」

忍田「こちらも確認した!」

忍田本部長が沢村さんに指示しているのが聞こえた

忍田「迅!西に向かってくれ」

迅「了解」

忍田「朝霧くんは自分の判断で動いてくれ」

夏海「了解」

迅「じゃーな。夏海、気を付けろよ」

夏海「わかっています。迅さんも気をつけて」

迅「ああ」

私たちはビルから飛び降りて別々の方向へ走り出した


















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