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call.me

第3章 1





「今日もごちそうさまでした!美味しかったよ」

「ありがとう嶺二」

嶺二は嬉しそうに笑い私の頭をぽんぽんとなでる

「次はいつになる?」

「明日はちょっと忙しいから無理だから、明後日かな」

「そう、次は魚が良い」

「了解、藍の好きな魚買って来るね」

そう私が言うと藍はちょっとだけ嬉しそうな顔をする

「お前に一つ頼みたい事があるのだが」

「なぁに?」

「いつもの紅茶屋に新しい茶葉が入ったらしくてな」

「買ってくれば良い?」

「お前の選んだ奴で良い」

「了解、美味しいの選んでくるね」

カミュのお願いはいつも新作のケーキ買って来いとか紅茶とか・・・まぁ買ってくる私は甘いんだろうか

「あ、蘭丸には渡すものがあるからちょっと待ってね」

「あ?あぁ・・・」

がさごそと鞄を漁る私を見て四人の視線が私に向けられる。

「なんだよ」

「はいっ、コレ」

「・・・?なんだこれ」

「開けてみて」

「おう」

蘭丸に渡したのはリボンの付いた小さな袋

「これ・・・」

「それさぁ、蘭丸が好きなブランドの指輪。ちょっと奮発しちゃった」

「はぁ?!なんでこれ!」

「おー!綺麗な指輪だねぇ」

「蘭丸の好きそうなモチーフだね」

「フン、まぁまぁだな」

あらら、蘭丸囲まれてる

「貰って良いのかよ」

「良いよ、こないだ私にもアクセサリー買ってくれたじゃない」

「蘭丸そんなことしてたの?」

「えぇぇぇ!?ランランそんな事してたの?」

「ほぅ・・・」

「あぁぁぁぁぁ!うるっせぇ!」

「あはは、蘭丸はいつものお礼にくれたんだよ」

そう言って私は笑う

「それに、三人も前くれたじゃない」

「まぁ・・・それもそうだな」

「でしょ?」

そう言えば皆が納得した

「ハイハイ、それじゃあ明日も早いので皆さん就寝しましょう」

「もう12時すぎてるよ」

「げっ、早く寝ないと僕ちん明日早い!」

「肌にも悪いしな」

「女かお前は」

「ぷっ」

「笑うな!!」


そうしてみんなは部屋に戻り寝静まった


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