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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《3》

第9章 病院




第3者side


その何日か後の日本時間で言うと夜中、アメリカで言うと昼間、木吉は病院の前のベンチで座っていた
彼はだいぶ髪が短くなており、タブレットに映る彼らのガッツポーズの写真を見ながら通話を交わしていた




「すごい試合だったみたいだな…ああ、今写真見てるよ。こんなの見せられると早くバスケしたくてウズウズしちまうな…わかってるって!
焦ってボール触ったりなんかしねーよいろいろ順調だよ。あぁ…じゃあな」



通話が終了すると丁度そこに虹村が通りかかり、「おお偶然だな、ひさしぶり」と虹村が彼に挨拶をすると「ああ虹村、お見舞いか?お父さんの」と木吉が問いかけ、対し虹村が「ああ」と返しと会話を交わしていた

そんな彼に木吉は「そうだコレ見る?この前の試合の…」と彼にタブレットを見せ、見た彼は「ああ、赤司に少し聞いたよ…へー」と行っていた




「いい顔してやがら」

タブレットの写真を見ながらフッと微笑む虹村は微笑んだ



Jabberwockの帰国、両手を挙げガッツポーズで喜ぶ景虎、体育館でシャトルランをする誠凛、ドリンクを飲んでる黄瀬と指示を出している早川と、そして練習している海常

ロードワークに行っている秀徳、体育館で靴を履いていると若松に早く入れと催促される青峰と壁際でマネージャー業をやっている桃井

手首について荒木に怒られている紫原となだめてる氷室、パス練をしている赤司と無冠の五将である3人

彼らはそれぞれある事を思いながら、練習に励んでいた。が、その体育館に彼女が入る事は残りおよそ1年半の間、なかった

そんな彼女が消える時の話を、しよう






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