• テキストサイズ

【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《3》

第9章 病院




「今日がダメなら明日があるっス!」


「…は?」


「それって…つまり?」


「明日みんなでストバス行こ!」



涼太の言葉に驚いて目を開けて背筋を伸ばし、何も言えなくなっている状態になっていると、大輝が「いんじゃねーの」と口を開いた

いやそれでも彼らは今日ハードな試合をしたわけだから、明日くらい身体を休めたほうが良いと思うのだが。とそう伝えようとすると、それを先にさつきが言っており、言おうとした口を閉じた




「いいじゃねーか、今日多分各校休みだったから明日休みなんだろ?いやそーじゃねーかもしんねーけど」


「そーっスよ!それに、I.HとかWCだったらこんなハードな試合毎日するっスよ!!」


「そう、だけど…」


「赤司っちも緑間っちも!でー…高尾くんは明日…練習なんスよね…」


「そー、参加したいけどマジ残念」


「じゃあ青峰っちは確定で、火神っちも桃っちも名前っちも確定で」


「「おい」」「私もいいの!?」



ツッコミを入れたもののもう決定事項となっているのか「もちろんっスよー!!」と涼太は返し、「でー、あとは紫原っちなんスけど…」と彼が戻ってこないか確認したが、まだのようで「聞いてみるっス!」と笑った

彼の誘いに征十郎と緑間は「まあ別に良い」と言う風に考えているらしく普通に彼の話しを聞いていた




「遅刻してもいいように明日の午後前に集合にするっス!」


「どこのストバスだよ」


「黒子っちの誕生日のとこっス!」


「オレ参加してねーからわかんねーんだけど」


「じゃあ地図送っとくっス」



どんどんと決まっていく明日の予定に「あたしの意見は無視かーい…」と思いながら溜め息を吐いて、彼らを見た

改めて見ると彼らは全員笑みを浮かべて会話をしていて、あたしの心が何となく暖かくなったのを感じた






/ 93ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp