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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《3》

第7章 「天帝の眼」と「魔王の眼」と「本気」




「オレがって…ナッシュの相手をお前がすんのかよ…!?」


「あーじゃなくて~それはあくまでも赤ちんでしょ、あんな奴に負けるわけないし~
とは言え今スグはさすがに赤ちんでもキツいっしょ~?だからしばらくOFもDFもオレんトコにボール回してよ」


「シルバーとの1対1にもちこむということか?だが…それははっきり言ってむしろ1番勝算が低いのだよ」



緑間の最もな意見に紫原は「だからいんじゃん~まず向こうは誘いとわかってても乗ってくるっしょ。けどナッシュに好き放題やられるより下手なかけひきとかがなくなっていい」と頭の良さそうな事を言った

彼はそう言いながらベンチへ行き、桃井と相田に話しかけた




「リコちんかさっちん、ゴムいっこちょーだい」


「え?」


「あたしは!?」


「名前ちんからはさっき別にもらったからいいの~」


「…」


「ムッくん」


「ねー早く~」


「名前ちゃんから中学の時にもらったゴムでも、いい?」


「もちろ~ん」



そう言った桃井に苗字は目を見開いて、さつきから紫原に渡る髪ゴムを見て目を見開いた




「てゆーか勝算ってナニ?勝つしかねーんだったら、死んでも勝つだけだし」



そう言いながら紫原は髪を1つに結び、WCの時のような本気の様子を見せた

試合再開し、ナッシュはワンスローも決め、ついに8点差まで点差ついてしまった

そしてVORPALSWORDSの反撃時、緑間から紫原にボールは回された




[ハッなんだぁ!?まさかオレ様と1対1で…]



シルバーがそう言ってる途中、紫原は彼にガガンッと当たり、今までとの違いを見せていた

だが彼はそう簡単に押し込めず、すぐにターンをしてシュートをしようとしたがシルバーによってブロックされてしまった

それに紫原は「違う…こうじゃない。もっと…もっとだ」と言いながら彼らを追いかけた

ボールはナッシュに渡り、赤司を前にして先程と違う状態を感じ取った




[(重圧をかけてきてるがさっきまでと違う、半歩下がった抜かせないことを最優先したDFだ。だがシルバーへのパスコースだけ警戒がうすい、わざとか…!?
どうやらどうしてもシルバーとの1対1にもちこみたいらしいな)

バカが、そーゆーのを無謀っつーんだよ!!]






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