第7章 「天帝の眼」と「魔王の眼」と「本気」
「2連続3Pー!!赤司と緑間がすげぇー!!」
「うおおお!!」
[ぐうっ…]
[(2連続ってことはやはりマグレじゃなく…狙って決めてやがるのか!?ありえねぇぜ、パスもシュートも常識外れの精度だ…!)]
「…わはっ(フクザツとは言ったけどなんだろ…思ったより全然いい気分っつーか、見てるとつい笑っちまう
オレ以上とまで言う気はねえけど、やっぱしっくりきてんぜ。この2人もー!!)」
そう思う高尾は緑間と赤司の姿を見ており、悔しそうな表情をしているのかは見えなかった
そんな赤司・緑間の活躍により流れはVORPALSWORDSに来たのか、青峰はパスをスティールし赤司に回して、誰もマークがついていない緑間へ普通のパスを出した
受け取った彼はいつも通り、ボールを持ちながらシュートモーションに入り、撃ち、得点を重ねた
「きたぁあー!!3P連続ー!!うおおおー!!」
「そしてついに…3点差ー!!」
「うおしゃあー!!」
緑間とハイタッチを交わしていく姿を見ているJabberwockは動揺はしているようだったがすぐに試合再開に入り、ナッシュにボールを回した
そして彼はフゥ…と溜め息を吐き、彼らに謎の悪寒を感じさせた
[正直驚いたぜ、まさかここまで詰められるとはな。認めざるをえない誤算はいくつかあるが、1番はお前だ]
そう言うナッシュの視線の先には赤司がおり、[その眼を持ってる奴は初めて見たぜ]と聞いて、赤司は目を見開いた
そしてナッシュは[オレと同じ眼を]と言って目を見開かせた
「なっ…!?」
「(コイツ…今なんて…!?)」
「…」
「(何を言って…同じ眼…!?まさか天帝の眼と…!?)」
[ああ、だがカン違いするな。同じと言ったが系統がの話しだ。全く同じというワケじゃない
オレと魔王の眼は(ベリアルアイ)は、お前の眼とは格が違うぞ]