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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《3》

第5章 点差




それから少しして、第2Q終了のブザーが鳴った。36対40という2点差で追いかける形になってはいるが、観客に不満はないようだった

しかしシルバーは不満が溜まりに溜まっているのか、ベンチの椅子を蹴っ飛ばした




[お、おいシルバー…]


[うるせえ!!クソザル共が〜…チョロチョロひっかきやがって…後半ただじゃおかねえぞ…!!』


[シルバー]


[あ”あ”!?]


[少し黙れ]



ナッシュに睨みながらそう言われたシルバーは黙り、大人しくなった

そんな彼を静かにさせたナッシュはドカッと座り、[頭を冷やせバカが。どんな選手でも3人もつかれりゃ勝手はできなくなるに決まってるだろうが]と話し始めた




[だからってよお…このまま黙ってやられたんじゃオレの気がおさまらねぇ…!]


[安心しろ。後半はもっと暴れさせてやるよ、要はDFを散らしてやりゃあいいだけだ。オレが風通しよくしてやるよ]



そう言ったナッシュは不敵な笑みを浮かべており、彼らの様子を見ていたVORPALSWORDS側のベンチでは彼らの話題が少し出たようだった




「よくわかんねーけど、とりあえず収まったみたいだな…」


「全く…キレ方も向こうは迫力が一回り違うぜ」


「うっせーだけじゃん」

「ねー」



そんな会話をいつまでもしていられないため、景虎は「よぉしオメーら」と試合についての話を始めた




「前半は上出来だ!後半もこのままいくぞ!
だが気は抜くなよ。こんなもんがヤツらの全力なはずがねぇ、本当の勝負はこっからだ!いいな!!」


「おおう!!」



そう指示を受けてから緑間は先程の様子を思い出し「それにしてもナッシュ・ゴールド・Jr…あの凶暴なジェイソン・シルバーを一瞬で静かにさせるとは…一体どれほどの選手なのだよ」と考えており

そんな彼の横にいる赤司も彼らを見て何か考えているようだった





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