第12章 🍏Story11🍏 想いよ届け
__保健室
「......。」
「......。」
保健室に連れてきたはいいものの......また沈黙の時間が(汗)
「っあの......私に用というのは......」
けど琴吹がなんとか口を開いてくれた。
「っあのさ!......その、なんて言うかあのぉ......」
「......?」
でもそのチャンスを活かせず言葉が詰まってしまった。
そんな時......
『先生が、自分で生徒に言ったこと実行できないんじゃ......
意味ないじゃん?(微笑)』
「っ......!」
優吾が宏光に向けて言った言葉が脳裏に浮かんできた。
っそうだ、俺がちゃんと気持ちを伝えないと......意味がない......
高地だってちゃんと伝えることができたんだ。
なら、俺にも......
「っ琴吹......」
「はい?」
「今から言うことは、冗談でも嘘でもないから......」
「えっと......あ、はい......」
「ふぅ......」
俺は大きく深呼吸をし心を落ち着かせた。
「......。」
琴吹は不思議そうに見てきた。
「っ俺は......」
「はい......」
「俺は......
俺は琴吹のことが好きだ。」