第11章 🍏Story10🍏 本当の気持ち
太輔side
__放課後
「テスト用紙、そろそろ完成させねぇとな......」
1日の授業が終わり、定期テストの問題用紙を作成中...
パソコンに向かっていると......
「藤ヶ谷先生、」
「......あ、横尾先生、お疲れ様です。」
「お疲れ様です。」
コーヒーを片手に横尾先生がやってきた。
ちなみに横尾先生は3年担任の数学担当。
「どうなされたんです?
まさか山田と有岡のことですか?あいつらテストの点数が酷いもので(苦笑)」
「いえ、あのふたりの件に関しては昼休みに
ビシ!バシ!......と言ったので大丈夫です。」
横尾先生、怒ると学校一怖いって評判だからなぁ(苦笑)
「そうですか......じゃあ、俺に用って......」
「実は、琴吹のことなんですけど......」
「っ琴吹?」
なんでここで琴吹が出てくるんだ?
あいつに限って成績が酷いってわけじゃないだろうに......
「琴吹、5時間目の授業遅刻してきたんですよ。」
遅刻?
琴吹が遅刻......?
琴吹に限って一度もそんなことはなかったはず......
「それで、理由を聞いてもはっきりと答えてくれなくて......」
「っそう、ですか......」
琴吹が授業に遅刻した理由......まさか、俺が言ったこときにして......
「藤ヶ谷先生、なn..「っ横尾先生!」......北山先生?」
「......。」
少々慌てた様子で北山先生が職員室に入ってきた。
「っ北山先生、どうしたんですか?僕に何か用でも......?」
「っ実は、琴吹のことなんですけど......」
「っ琴吹保健室に行ってたんですか?
もしかして、体調不良とか?」
「そうなんですか?HLでは、至って普通でしたけど......」
「えっと、実はですね......(苦笑)」