第11章 🍏Story10🍏 本当の気持ち
結局保健室に連れて行かれた百合。
授業始まりのチャイムもなってしまった。
「......。」
「......で、何があったんだ?」
「っだから何もないです......」
「......高地のことか?」
「なんでここで、優吾の話が出るんですか......」
「えっと......うん、なんて言うんだなぁ(汗)」
「......優吾にだったら、昨日告白されました。」
「え゛!やっぱりそうだったのか!?」
「ぇっと、まぁ......」
なんでそんなに驚くんだろ......自分が言えって言ったくせに......
「っその......返事はどうしたんだ?」
「......今日の昼休み、断りましたよ。
でもいつもみたいにして欲しいって伝えました......」
「っそ、そうなんだ!」
なんやかんだで北山先生には結局言っちゃう......何でなんだろ......
「えぇ......」
「それが、悩み事って訳じゃなさそうだな......
お兄さんと、上手くいってねぇのか?」
「いえ、兄とは昨日に和解しました。兄も、反省していましたからご心配なく。」
「ならよかったよ!......じゃあ、お前は一体何で悩んでんだ?」
「っ!
そ、それは......」
っそんな、先生のことで悩んでるなんて言えない......
「......もしかして、
好きな人のこと?」
「っ!?」
「......その様子だと、そうなのかな?(苦笑)」
「っ違います!先生がs..じゃなくて!とにかく違いますから!」
「今先生って言っただろ(笑)
誰先生?」
「っだから先生が好きって言ってませんから!」
「いやいや!俺は『誰先生が好きなのか』って聞いてるわけじゃねぇよ(笑)
今先生って言ったから誰先生のことかなぁって!」
「っ......!」
今もの凄く自分が恥ずかしいです......