第10章 🍏Story9🍏 それぞれの思い
宏光side
今日のお昼は手作りの弁当と牛乳、なので保健室で食事中......
「うぅん......なんで牛乳飲んでも背伸びねぇんだろ?」←保健の先生でしょうが
ちなみに窓からは校庭とピロティが見える。
「......あそこにちっこいのがいる、もしかして琴吹と高地?」
偶然ピロティに目をやると何かを話す百合と優吾の姿があった。
「なんか、少し楽しそうに話してる......やっぱり、」
(昨日告ったあとそのまま付き合ったのか?)
その後琴吹は早歩きで高地の元を去っていった。
「......。」
所詮、教師と生徒じゃ......
距離に限界ってもんもあるしな......
これで俺の恋も、
終わりかな......
昼食を済ませた宏光はプリントを持って職員室に向かった。
__職員室
俺が職員室にやってきた理由は保健だよりを印刷する、
そのついでに各クラスの先生に渡すためだ。
プリント作成、毎月ネタ考えるの大変なんだよなぁ(苦笑)
そんなことを思いながら全校生徒+教室用のプリントを印刷するのだった。
「......よし、3年6組まで印刷し終わった。
こんなもんかな?あとは各担任に渡すだけ......」
宏光は印刷し終わったプリントを各クラスの担任に渡していった。
いなかった先生に関しては机の上に置いておく。
「......。」
(藤ヶ谷先生、いねぇや......まぁいっか。)
太輔の机にも置いた。
「ふぅ......」
(職員室の任務はこれにて終わり!早く保健室に戻んねぇと......)
保健室を留守にしていた宏光は急いで自分の持ち場に戻っていった。