第3章 🍏Story2🍏 報われない?この思い...
-現在
『投票の結果、2年3組琴吹百合を生徒会長に任命する。』
毎年10月頃には生徒会選挙がある、そんな中百合は新生徒会長に選ばれた。
「......。」
(琴吹が生徒会長......随分ちっちゃい生徒会長だな(笑))
宏光は後ろの方で小さく微笑みながら見ていた。
百合Side
「百合が生徒会長かぁ......まさかお前が生徒会長になるとはな(笑)」
「私もびっくり!」
「自分で立候補してたくせに(笑)」
「(笑笑)......ちぃと涼ちゃんと大ちゃんも、生徒会メンバーに選ばれるなんてね(笑)」
「だなっ!
まぁ、俺はサッカー一筋だから生徒会には縁がねぇわ(笑)」
「優吾って昔からサッカー馬鹿だよね(笑)」
「あぁ!」
百合とその幼馴染の優吾は席が前後と隣なので、
お互い向かい合いながら話していた。
「百合~っ!」
ぎゅうぅぅっ
「おわっ!」
いつものように話していると、後ろから誰かが百合に飛び込んできた。
「僕副生徒会長に選ばれたよ~♪」
「ちぃ!いきなり百合に飛びつくなよ......
百合毎度驚いてるだろ(苦笑)」
「いいじゃんっ!百合って僕より身長低くて可愛いんだもんっ❤」
百合に抱き付いてきたのは新副生徒会長に選ばれた知念侑李だった。
「ったく(苦笑)」
ムスッ
「身長低い事言わないでよ......」
抱き付かれた百合はほっぺを膨らませながら言う。
「お前って幼稚園からずっと並ぶ時前だもんな(笑)」
「ぶぅ......」
またほっぺを膨らませる百合だった(笑)