第10章 🍏Story９🍏　　それぞれの思い

「......。」



「返事はどうするつもりだ？返事は、できるだけ早く出したほうが気が楽だ。
優吾はお前が思ってるほど堅苦しい奴じゃないだろ？
またいつもみたいに、戻れるよ。」



「そう、かな？」



「あぁ。それくらいで関係が崩れちゃうほどの仲じゃないだろ？お前達なら......」



「っうん......！」



「じゃあ今の気持ちをはっきり優吾に伝えるんだ、お前の気持ちをね(微笑)」



「うん、そうだよね！私、ちゃんと向き合う！」



「それでこそ俺の妹だ(笑)
......でも本当に、俺のこと許すのか？俺はお前を傷つけたようなものだぞ？」



「だってお兄ちゃんとも、いつもみたいに戻りたいもん(微笑)」



「っありがとう、百合(微笑)」



「うん！でもたまには早く帰ってきてよね！？」



「できるだけそうするよ。でも本当に仕事が忙しいんだよ(苦笑)」



「わかってる！無理にとは言わないよ、
帰って来れるときでいいから......あ、それとねお兄ちゃん！」



「なんだ？」



「......もうひとつ、相談事があるんだけど......いいかな？」



「構わないよ。」



「うん、あのね......」



私はこの期に別のこともお兄ちゃんに相談することにした......

















「っそう、なのか......？」



「うん......」