第8章 🍏Story7🍏 進路確定、そして嫉妬
「ふぇ......?」
「......。」
「っ北山、先生......」
「......そっか、すげぇ辛かったよな?」
「っ...ぅ、うぅ......」
再び涙を流す百合。
「家族に襲われただなんて......そんな簡単に他人に言えねぇことなのに......
ありがとな、全部話してくれて......」
「っう...ヒクッ...私...私......ぅぅ......」
「今なら、俺らしかいねぇから沢山泣きな?
沢山泣いて、嫌なことは全部忘れろ。
お前が泣きやむまで、ずっとこうしている......。」
「っう......」
その後百合は声を殺すように泣き続けた......。
「......大丈夫、俺がついてるから......」
「っうぁ...ぅ、ぅぅ......」
「......。」