第13章 🍏Story12🍏 これからもずっと...
「まぁとにかく上がりなさいな。」
「ってかここは俺のうちだから!」
「あら、そうだったわね(笑)」
「もぉ......」
「......(苦笑)」
(お母様もどことなく先生に似てる......)
やっぱり親子なんだなぁと思いながらブーツを脱ぎ部屋にあがる百合。
「今からご飯を作るところなの。せっかくだから二人も手伝ってくれないかしら?」
「はい!喜んで!」
「っちょおふくろ!百合はあくまで客人だろ......(汗)」
「そんなの関係ないわ(笑)
こうして百合さんもいいって言ってくれてるんだから!」
「私よく料理をするので、是非やらせていただきます!」
「ほら見なさい!」
「ったくもう......」
こうして百合は母親の手伝いをすることになった。
「あら百合さん!お料理上手ねぇ......これなら安心して宏光を任せられるわ!」
「へ?」
「っちょおふくろ!いきなり何言ってんだよ!」
「アンタも30過ぎたんだから。いい加減結婚でもしないといけないでしょ?」
「っそれは......」
「もちろん結婚前提で付き合ってるのよねぇ?」
「っいきなりそんなこと言われても、わかんねぇよ(苦笑)」
(そりゃあ出来たらいいけど......でも百合はまだ学生だし......)
「百合さんはどうなの?息子と結婚してもいいと思っているの?」
「えっと......就職するまでは、このままでいいかなと......(苦笑)」
「落ち着き次第結婚というわけね。」
「......(汗)」
「肯定するなよ......百合困ってるじゃん(苦笑)」
「でもそういう意志はあるということよねぇ?」
「っえっと、先生がダメじゃないなら......」
顔を赤らめていく百合。
「っ......///」
「ふふ、これで婚約確定ね!
百合さんのご両親は交際の件は知っているのは?」
「はい、知っています(苦笑)」
「うっそぉ!?」
思いにもよらなかった返答に驚きを隠せない宏光。
「(笑笑)」