第12章 🍏Story11🍏 想いよ届け
「あ!......そろそろ帰んなくて大丈夫か?」
時計に目をやると既に5時過ぎ...
「えっと、あのぉ......もう少し、先生と居たいです......
っ迷惑でしょうか......」
言いづらそうにゴニョゴニョという言う百合。
「っ全然!むしろ嬉しい(笑)」
「っホント、ですか?」
「あぁ!」
(めっちゃ嬉しい♪)
「なら......良かったです(照笑)」
「っホント百合は可愛いなぁ♪」_ぎゅぅぅぅ
「......っ苦しいです(苦笑)」
「別にいいじゃん!抱き心地最高~」
「っ......」
(ただの抱き枕にさせられてる気分......でも、嬉しい......)
満更でもなさそうに抱き返す。
「......(微笑)」
(ずっと、こうしていたいな......)
__コンコン
「「っ!?」」
抱きしめ合っていると突然ドアをノックする音が二人の耳に入ってきた。
「北山先生、藤ヶ谷ですけど......入りますよ。」
「っちょ待っ_ガラッ「北山先......せ?」......(汗)」
宏光の声は届かず開かれたドア、保健室入口には呆然としている太輔の姿がった。
「っ藤ヶ谷先生!......っそのぉ......」
「っ琴吹......」
「っ違うんだ藤ヶ谷先生!これは!」
宏光は急いで百合から離れた。
「......何してたんです?」
眉間にシワを寄せる太輔
「っ遊び!遊びです!今の時期寒いから、おしくらまんじゅう的な!(苦笑)」
百合も急いで言い訳をした。
「っそうそう!(苦笑)」
(何でよりによって藤ヶ谷先生なんだよ......
かと言って横尾先生もアウトだけど.....汗)
「......。」