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儚さゆえの愛しさで【銀魂】

第1章 出逢い再び



事後報告書

副長 土方十四郎

○月○日。
そよ姫誘拐事件が勃発。

犯人は恐らく二名。
一人は三谷千里。
もう一人は不明。

真の目的は恐らく真選組局長近藤勲。
足を撃ち抜かれかけたが、助太刀しに訪れていた万事屋の言葉をいち早く理解。
回避に成功する。

右足に擦過傷。
全治一週間。

また、斬りかかられた隊員たちは無傷。
峰打ちだったよう。
万事屋の坂田銀時氏はかすり傷をおっている。

結果としてお金も払わず、そよ姫奪還に成功した。
しかし今回我々は大将を失いかけたことにほかならない。
また、敵はかつての仲間であり、私情を交えてしまったことも否定できない。
我々は次に備え、今回の犯人を全力で追っていく。

また、そよ姫は無傷。
犯人のモンタージュも作成中。

しかし彼女の話に犯人に対しての怒りは感じられない。


×月×日 午後5時40分



松平片栗粉様

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