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儚さゆえの愛しさで【銀魂】
第7章 廻り始めた歯車
無数にある運命の中でこの三人が交わってしまったことは不幸の始まりと呼ぶものがいるかもしれない。
しかしこのときの三人にとって幸せの訪れであった。
信頼ではなく、信用だけで結ばれた曖昧な関係が心地よかった。
血にまみれた手で誰かを求め、手をさしのべること。
修羅の道を選んだときから無くしたものを補填しあうように。
笑い合うとはいかなくとも______。
それでも、幸せだった。
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