第2章 言えない理由
「だけど、オイラ本当に好きな子には愛してるなんて言わないよ」
へ……
本当に好きな子には愛してるなんて言わない?
「しいて言うなら可愛いとか離したくないとか、かな」
「へ…!?」
頭の中が真っ白になる
「つ、つまり…?え、、何が何だか分からないんだけど…」
「ふふ、にはまだ早いよ」
そう言って笑う彼
「じゃ、じゃあ、本当に言わないんだよね?大野くんは…好きな子に…」
「オイラ、そういう人だもん。 せめて、言うならプロポーズの時かな」
目の前が涙でぼやけてくる
「う゛…」
「今、言ってあげようか?大好きって…ま、準備はまだ出来てないけど」
「良い!まだ、言わなくていい!」
私は頭を横にふった