第3章 重い
“自分の時間がないと嫌かな。だってお互いの時間も大切でしょ?”
ある雑誌で見つけた大野くんの一言。
恋愛に関して話してるみたいだった
重い私には耐えなきゃいけないんだ
だから、大野くんの時間はしっかり守る
そう決めたの
「…え。会えない…の?」
大野くんがキョトンとしている
今は私の家に大野くんが来ている
「だって大野くんの時間がないとダメでしょ?」
ダメ。なきゃダメなの
「…え、でも、、オイラもう充分だよ?この前だってオイラの時間とってくれたし、」
「あれじゃ少なすぎるよ。だから良いの。」
私はキッパリと言う