第3章 重い
「、俺ら別れよう」
「え?…な、んで」
彼は真剣な顔で言う
これは完全な別れ話だ
「…もう別れたいんだよ」
何で
何でそんな事言うの…?
「は、春樹くん私はっ…!「あのさ、重いの。お前」」
お、重い…?私は重かったの…?
「毎日毎日、会いに来るなんて重い。本当に耐えられないから」
そう言い残した春樹くんは私の返事なんか待たずに私に背を向け歩いていく
「…。」
……あの時、涙なんて出なかった
ただ呆然と元カレの背中を見るしかなかった
一瞬過ぎて頭が真っ白になった
だけど私は、重いって事はハッキリ身に感じた
だから、もう
こんな過ちをおかしたくないの