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【黒バス】今夜もアイシテル

第40章 ストーリー







7:00 a.m.

寝起きの悪い息子を起こすため、何度も往復した階段を見上げる物憂げな瞳が音もなく伏せられた。

今は、穏やかな眠りに就いていることを祈るばかりだ。

「大丈夫……」

あのコ達ならきっと。

ふたりの物語はこれからも続いていくのだから。

「よし。じゃ、いきますか」と背筋を伸ばし、腫れた目許を隠すようにかけたサングラスをついと指で持ち上げると、玄関の扉を勢いよく開ける。

澄み渡る青空の下に踏み出したヒールの音が、弾けるようにカツンと響き渡った。





end





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