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セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第5章 ラリマーの調和


「でも、こうやって武器を持たせてるってことは、ミモザさんに何か考えがあるのよ」

弓を手にしたケイナが、穏やかにリューグをたしなめた。

「フォルテの装備はそれだけ?」
「おう。…お前さんはもうちっと軽くした方が良いんじゃないのか?」

アレスが見たフォルテは、軽装の防具と剣だけ。対するアレスは、杖を片手に、大きなリュックを背負うその姿はまるで登山家である。

「しょうがないじゃない、鉱物鑑定士として必要な七つ道具が入ってるんだから」
「ほー。それって何なんだ?」
「企業秘密です」

興味深そうにリュックの隙間から中身を覗こうとした彼を、軽くあしらってバルレルの元に行く。

「ちゃんとシャワー浴びたのね。でも髪がまだ濡れてるわよ」
「うっせーよ下僕のクセに」

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