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短編あつめ。

第1章 【ONEPIECE】風邪のせい。


ローの様子がおかしい。
私は今朝からそう感じていた。
なんだか顔が赤く、食欲もあまりないようにみえ、そして何よりいつものようなオーラがないような気がしたのだ。
しかし、他のクルー達にそのことを言うと、そんなことない、心配しすぎなどとからかわれた。
(うーん…私の思い込みかなぁ〜?)
そんなことを考えながらあるいていると、人とぶつかってしまった。
「イタタ…。ぁ、ごめんなさ…⁉︎ロー⁈」
なんと、ぶつかった相手はローだったのだ。
私の目の前にあるローの顔は、やはり少し赤みを帯び、息も荒いような気がした。
「おい、ユメどうしたんだ?」
いきなり顔を覗き込んだ私を不審がり、そう聞くローをよそに、
(やっぱりロー、体調悪いんじゃ…⁈)
と、考えていると、ローは
「なにもないならもう行くぞ」
と言ってスタスタと歩いて行ってしまった。
それを見た私は焦って
「待って!」
といい、ローを引き止めようとして手を握ると、その手は異様に熱かった。
(アツっ!熱があるんだわ…)
「やっぱり!ロー、今日体調悪いんでしょ?無理しないで、部屋で休んで来なよ。」
私がそういうと、ローは
「別に大したことない…。気にするな。」
といい、ふいっ、と私からかおを背けた。
しかし、私はそれを無視して、
「いやいや、大したことあるから!とりあえず熱だけでも測りに行くよー!」
と、今度は腕をがっしりとつかみ、(強制的に)ローを診察室に連れて行った。



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