第8章 過去とこれから
「ムーンの奴らだ!」
「何故、サニーがここにいんだ!!」
予想どうり、荒れて
戦争を行おうとしてた
私は思い切ってメガホンで言った
『ええ、少しお静かにお願いします』
しかし、やめる形跡がない
もしかしたら、煩くて聞こえてないみたいだ
私は思い切って次の言葉を言った
『静かにしないと、この宝石をわりますよ?』
そう言った途端、両方共黙った
「そうだ、お前ら何が目的だ!」
ムーン人達が言うと
サニーの人達も「そうだ、そうだ!何が目的だと言った」
『話は全部聞きました……昔の二つの世界のことを……』
すると、皆はざわつき始めた
『今から六年前、ムーンとサニーの二つの世界はある事件をきっかけに仲が悪くなってしまいました……』
「それが、この宝石」
『貴方達二つの世界はこの宝石のせいで争ってたんだ」
「しかし、どうしてそんな事をしなくてはならなかったのか」
『それは人間の欲望、サニーの人はあれを売れば何億もの金が手に入り、大儲けですがムーンの人はこの宝石は材料となるんですよね?」
私は両方の世界に問いかけた
「ああ……そうだ、俺らに取ってもあっちの国でも大切な物だった」
「そして、俺らは戦争して結局はムーンが勝ったからそれを渡したと」
『しかし、サニーの世界は諦めて無かった……だからそれの恨みもあってサニーの所でムーン祭……罪のない女の子を刺して生贄としてたんですよね?』
「ああ……そうだ」
サニーの市長は言った
『そして、ムーンでも
その、ムーン祭で起こったムーン人殺し』
「そのせいで、ムーンの人達はサニーの人肉を食べようと考えた」
『そして、今がその様な事になってる』
「結論的には、二つの世界共悪いって事です!」
そうすると、皆がまた、ざわついた
「俺らは悪くない!!そっちが悪い!」
「こっちこそ!俺らは悪くない!そっちが悪い!」
まるで、幼稚園の会話を聞いてる気がした
「とにかく、この宝石を渡しなさい!」
ムーンの人達が手を伸ばした時だった
ピカーンと眩い光が光った