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たたらシンフォニックオーケストラ~刀剣男士のための

第5章 「白雪姫より口笛吹いて働こう」初演奏と遡の始動


着信者には「城護 明彦」と表示されている。電話に気づいたのか二人が静かになったのでここで電話に出る。

「もしも、、、、」

「大変だ鞍馬君、すぐに本丸に帰ってくれ!!」

電話に出た途端聞こえてきたのは、城護先生の焦った声。何かあったのだろうか?

「今、本丸のやつらから電話が来たんだがどうやら出陣部隊が帰って来ないらしいんだ。連絡が取れないらしいんだ。すぐに確認を頼む」

内容はよく理解出来なかったが緊急事態なのは分かったので、礼とまた来ることを伝えると、すぐに出雲郷楽器店を出た。

「お待ちしていましたよ、、お急ぎのようですね」

嬉しいことにタクシーの運転手はもう一度来てくれたらしい。手を握りながら礼を言うとタクシーに乗り込んだ。
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