第9章 体育祭
あれから一週間が過ぎ、とうとう体育祭がやってきたのだ。
私の組は赤のハチマキをしている。
私は、何故か応援団団長。
私のサイズより一回り大きいサイズなので大変なのだ。
観客席を見ると何故か写真を撮り続けている神谷さん。
その隣で目をキラキラさせている小野さんとマモさん。
タツは…いない…
お仕事入っちゃったんだね。残念だ。
1番見てもらいたい人がよりにもよって来ていないなんて…
マモさん…来てくれたんだ。
お付き合いを断った日から全く話をしていなかった。
今日はどんな顔で会えばいいのだろう。