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声優ですが何か?

第4章 癒しの会


ボイスのコーナーは1番大変なところだ。

もちろん、昨日は何度も練習した。


昨日の失敗した奴はカッコ悪すぎ…

神谷さん達はいいっていっているけど…でも、私は声優だ。

ある程度できなきゃいけない!


と、これでマモさんの癒しのボイス略してイヤボが終わる。


次は、私と神谷さんだ。


「次は私と神谷さんですね」


「昨日のやつね?」

神谷さんってSだよね。ニヤニヤしてるし…

「嫌です。」

私は集中した。



電気が暗転する


『幼馴染みの2人に放課後来て欲しいと言われた貴女。』

とナレーションが入る。


やばい…心臓がバクバクする。


「なー…僕とこいつどっちが好き?」

生徒の黄色い声が飛び交う。

「俺はさ…好きだよ。君のこと」

私は練習の通りやった。


「さぁ、選んで?」


電気が元に戻る。

皆さんが唖然としている。
「遥ちゃん、聞いていい?」

神谷さんに質問されるのだろう。私は はい と答えた。

「あなたは男ですか女ですか」
生徒たちは笑う。
「見ての通り、女です‼︎」

「昨日と大違いだね!」
とタツさん。

「すげぇうまくなってる。」
と小野さん、マモさん。


「昨日よりできてました?よかったです」

やっぱ、練習って大事だなと思う瞬間だった。

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