第5章 更に突然
オレは故郷の村に監視を置き、常に情報を集めていた
ゴア王国の政情、村の状態、もちろん子ども達のことや親父と海軍のことまで
そんな中、娘が落ち込んでる話を聞いてちょっと様子を見に行くだけのつもりが連れて来てしまった………
「このままオレと来い!! 強くなる手助けくらいしてやる」
「!」
あの状況を打破するためにはいい話しだった、お父さんと居られるのも嬉しかった
しかし…
「でも、何にも言わずに出て来ちゃったし…みんな心配してるんじゃ…」
「心配ない、マキノに断りをいれた」
一応…親だからな
それに後から手紙でも書けばいいだろう
そう言われ、イリスは
「おじいちゃんよりは常識的なのね」
と微笑みを浮かべた