第4章 木漏れ日
美鈴はイタチの頬に両手でそっと触れる
「イタチ君・・・
あなたはどうしてそんなに背負うの
そんなに背負ったらきっとあなたは壊れてしまうわ
私を殺して一つでも重みをなくして欲しい
お願い・・・」
すると美鈴の手にイタチの手が重なる
「オレの人生はこれでいい。
そして、きっとそう長くはない・・・から」
「私が怖くない?」
「何がだ・・・ちっともこわくない。
オレはお前を怖いなんて思ったことなんてないぞ。
その力でいろんな人を支えてきたんだろう・・・
俺よりもすごいな美鈴は。」
といってサスケ君をなだめるように美鈴の頭をなでる
「もう、こども扱いしないで。」
ふふ
はは
お互いに面白くなり笑った
きっとイタチ君のことだから暗殺の任務の前から
私のことは知っていたのかな。今はどうでもいい
彼が私を認めて生かしてくれている
それだけで幸せだった