第1章 それは突然に
--------------------ここは火影の部屋。
このデジタルな時代なのに、たくさんの用紙を束ねいくつも積み重ねられた資料とカップラーメン。この資料の山に囲まれ頭を悩ます一人の男がいた。それは七代目火影であるうずまきナルトである。
「あ~ぁ、お腹もいっぱいになって、ちっとつかれてきたってばよ・・・。影分身もチャクラ切れであまり維持できなくなってきたってばよ。はぁ」
背伸びをし大きなあくびをしていたナルト、その時
-------------------バタバタ
カラスが窓に突然ぶつかり騒いでいる。
昼間なのに、なにやら雲行きもあやしい
「なにかあったのか・・・嫌な予感しかしないってばよ」
なにやら怪しい雰囲気
すると・・・
----バタバタ-------------------------
「おい、七代目!おきてるか?」
少し息を切らし訪れたシカマル
「焦った顔をして、どうしたってばよ。シカマル
さっきから妙にうずいてるんだけどよ、外で何かあったのか?」
ナルトは単刀直入にきく
「(やっぱり、おめーは勘がいいのな。)そうだ・・・。七代目の予想で的中だな。だがよ・・・里になにか影響があるってわけでもなさそうなんだが・・・俺の勘がこうも、うずいてさ、ほっとけないんだわ。」
「シカマルにしてはもったいぶってるってばよ!!はしってここまできたのにか?!」
なにか遠回しに話すシカマルに対してイラついて、話を勧めろと焦るナルト
「あーあ、すまない。
本題に入るが、今さっきこの大雨の中、門の前で一人の女が倒れてた。」
「は?!それだけなのかってばよ・・・」
「その女の周りには大量のカラスの死骸。しかも、その死骸はなにか外傷があるわけでもない。女は死にかけで話もろくにできないんだ。なにかおかしいだろ」
と話すシカマル。
大量のカラス-----------------------
カラス?
おんな?
そしてこんなに大雨のなかに倒れる女。
「なにがおきたんだってばよ・・・」