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それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第7章 山を彩る衣



タクミは満足げに幸平を見やった。

タクミ
「さて・・・そちらは作業が進んでいないようだけど、いったい何を作ってくれるんだ?」

その様子を見てふとあることを思い出した乾


「なるほど、お二人は勝負するんでしたね・・・先ほどの品に並ぶ味が期待できるなら・・・よろしい!どちらの方が美味しいか特別に審査してあげます!」

当然のことに驚く二人だったが、すぐにやる気と熱に変わる。

タクミ
「聞いたか幸平!」

幸平
「おー!やってやろうじゃねーか!!」

そこに割り込む乾


「では、負けたほうは土下座を!」

幸平・タクミ
「・・・え?」


「相手の目の前で土下座をして、"僕は負け犬です。"と3回唱えましょう!店の名を懸けて勝負するならこれくらいの重みがなければ!」

急に黒い笑いを浮かべる乾に戸惑う二人


「あ、でもあなた方は土下座しなくていいですよ。田所恵さん、柊雪乃さん。」

そう言って黒いオーラをまとったまま女子二人の手を取る。

ガタガタ震える田所と雪乃

そして何かをひらめいたような顔をした乾はニヤリと不敵な笑みをして言った。

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