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それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第6章 発想と創造の協奏曲



残されたのは乾と幸平、田所、雪乃グループ、そして美少年とぽっちゃり君のペアのみだった。


「勝負といこうぜ幸平。」

変わらず勝気の金髪美少年

幸平
「勝負だと・・・?」


「どちらが格上か決めようじゃないか。」

そして美少年は乾に向き直り手を差し伸べる。


「乾シェフ!この決着・・・あなたに委ねたい!」

そしてニヤリと笑い、続けた。


「どちらの料理こそが美味か、厳正なる審査を・・・!」

それに対しゆるく返事を返す乾


「え・・・何でですか?課題と関係ないですから・・・嫌ですけど・・・?」

チーン・・・とそういう音が聞こえてくるような空気になった。


「えっ、あ、そうですね・・・」

田所
(・・・・・・・。)

幸平・雪乃
「ふふっ・・・。」

恥ずかしさで赤面し震える美少年

幸平
「おいおい、どーすんだコレ?」

それをニヤニヤと追い詰める幸平と雪乃

雪乃
「ふ、ふふふ・・・可愛いな、君・・・。」

とどめを刺したのは後ろにいた黒髪ぽっちゃり君だった。


「ぶっ・・・ふはっ!かっこ悪い・・・!かっこ悪いよ、兄ちゃん・・・ぶふふっ!!」


「う!うるさいっ!!オマエまで笑うなよ!」

雪乃・幸平・田所
(兄ちゃん!?兄弟なの!?に、似てなさすぎる・・・。)

持ち直した金髪美少年はまた幸平に向けて言い放つ


「とにかく!キミだけには絶対負けられないんだ!キミの上をゆく品を作ってやる!!」

しかし幸平が返事を返す前にその美少年は弟に引きずられていった。


「分かったか幸平ぁー!」


「ホラーさっさと行くよー。」

幸平
「何だったんだ・・・?」

雪乃
「可愛い人だったなー・・・。」

幸平
「ん?何、お前あーゆーのタイプなのか?」

雪乃
「さあね。」

幸平
「ふーん。」

少し不満そうな顔をする幸平だった。

田所
「ふ、二人とも!私たちも行かなきゃ!」

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