第5章 摩擦と選良
僕が元の場所でほっと息をついたら、幸平君がこそこそと話しかけてきた。
幸平「なぁ、お前を化け物扱いはできねぇんだけど、食戟はしてぇんだ。頼んでくれねーか?」
僕はおもわず唖然としてしまった。
雪乃「何言ってるんだ!?」
幸平「やっぱ無理かー?」
僕はなぜか頭にきた。
理由はわからないが・・・
雪乃「僕はお兄・・・じゃなくて、四宮シェフの料理を何度か食べたことがある。もちろん君のも。舌にそこまでの自信があるわけでもない僕だが、どちらがおいしかったかなんて考えずとも答えはでるんだぞ。」
幸平「へぇ、やっぱりプロはすげぇえんだな。俺もその料理食ってみてー!」
にへらっと笑う幸平君が気に食わないものの静粛に、とのアナウンスが流れたのでこの場はここで終わりにした。