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それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第22章 いずれ戦う者達へ



雪乃
「って!何をするんだ!!」

やっと我に返った雪乃は驚き、葉山を突き飛ばした。
が、葉山は少しよろけるだけで余裕顔で笑った。

葉山
「初めてだったか?」

雪乃
「・・・・。」

葉山
「・・・え。あれ?冗談だったんだけど?」

雪乃
「・・・・。」

葉山
「え!?四宮シェフの許嫁じゃ!?」

雪乃
「はい?僕とお兄ちゃんはそんな関係じゃない!」

葉山
「え・・・あ、そう。」

雪乃
「帰る!!」

葉山
「いや、帰れなくなってんだろ?」

そんな葉山の言葉も聞かずにズカズカと廊下を歩き進め、角を曲がると・・・

雪乃
「うわっ!」

誰かに思いっきり衝突してしまった雪乃。
かなり勢いよくぶつかったにも関わらず、相手に支えられ雪乃は転ばずに済んだ。

雪乃
「わ、悪い!!」

抱きしめられるような体制に焦って離れようとすると、反対に強く抱きしめられてしまった。

雪乃
「え!あの!」

するとちょうどそこに葉山が追いついた。

葉山
「雪乃!・・・って、あんた誰だよ?」

抱きしめられる雪乃をみて怒りの表情をみせた葉山。

それに相手はしらっとした表情で返した。

「悪いが、彼女には手を出さないでくれ。」

雪乃
(この声・・・!!)

葉山
「いや、俺は誰だって聞いたんだけど?」

タクミ
「タクミ・アルディーニ。彼女は僕が預からせてもらうよ。」



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