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それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第18章 夜明け前の卵たち



廊下に出た二人は自分たちが試作をしていた個室の厨房に向かっていた。

アリス
「アレが幸平創真くんだってさ。雪乃の話に聞いていた割には期待はずれみたいね。あんな料理を作るつもりなんて・・・よほど不合格になりたいのかしら?」

くすくすと笑いながら二人は厨房に戻った。

そこには・・・

雪乃
「あ、おかえり。」

洗い物をしている雪乃の姿があった。

アリス
「あら、試作は終わったの?」

雪乃
「あぁ、ついさっきね。で、どうだった?幸平君は。」

アリス
「ふふふ・・・アレはダメね。明日の朝でお別れすることになるわ。」

アリスのその言葉にキョトンとする雪乃

雪乃
「・・・そうか・・・。なんか、意外だな。」

黒木場
「そんなすごいやつなの?雪乃が認めるような・・・。」

雪乃
「あぁ、彼の料理、僕は好きだ。」

黒木場
「ふーん・・・。そう。」

アリス
「・・・さ!みんな試作終えたことだし、何かカードゲームでも・・・」

雪乃
「待って。二人とも、少し僕に付き合ってくれないか?」

雪乃は洗ったばかりの器具を再び調理台に並べ、冷蔵庫から大きな氷の塊を出した。

黒木場・アリス
「・・・??」

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