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それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第14章 東から来た魔術師




「はふー、堪能しましたー。」

四宮
「おい、どうだよ水原?お味のほうは」

丁寧に口を拭いた水原は真顔で答える。

水原
「四宮に関する記憶を消して食べられたら完璧だった。」

四宮
「へぇ・・・そいつは気の毒だ。」
(水原このやろー・・・)

また茶番の始まりそうな空気は堂島の一言で止まる。

堂島
「しかし、意外だな四宮。俺はてっきりお前の店、"SHINO'S"のスペシャリテが食えると思っていたが。」

四宮はその問いに一瞬気まずそうにしたあと、元に戻り答える。

四宮
「ははっ、冗談きついですね、堂島さん・・・相手はまだ学生ですよ?俺がそんな無慈悲な真似するとでも?」

関守
(やりそうだ・・・)

ドナード
(二度と料理ができなくなるほど叩き潰しそうだ・・・)

など心の中で思うも口には出せず。

堂島は至極真っ当な驕りをもつ四宮に不信感を抱いた。

堂島
(付け入る隙があるのなら・・・)

そしてとうとう、田所・幸平ペアの料理が審査員の前に運ばれた。

田所
「どうぞ、お召し上がりください!!」


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