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それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第14章 東から来た魔術師



一方、食劇中の三人は・・・


双方仕上げに入っており、卒業生は幸平の動きの良さに驚いていた。

堂島
「さぁ!間もなく審査開始だ!」

最初に仕上がったのは四宮だった。


堂島
「まずは、四宮の料理から審査だ。サーブを。」

四宮は水原、ドナード、関守の前に料理を運ぶ。

縛られて遠くに置かれていた乾はどうやったのか、縄から抜け出し、戻ってきた。


「あ、あれ、私のは?」

息を切らす乾に冷たく返事をする四宮

四宮
「ねぇよ・・・水原の分分けてもらえ。」

多くの期待の中、四宮が出した料理はフランス料理の郷土料理、"シュー・ファルシ"だった。



シュー・ファルシとは

フランスオーベルニュ地方の郷土料理。
キャベツの葉で肉や野菜を細かく刻んだ詰め物を筒井蒸して作る品で、洋食で言うところの"ロールキャベツ"に近い料理である。



この料理を見た卒業生たちは各々思ったことを発言する。

ドナード
「これは、少し意外なメニューですね。」

関守
「フランスの家庭でもよく作られる定番料理だな。」


「なんか・・・拍子抜けって感じですねぇ。いつも気取った料理ばかり作る四宮先輩にしては。」

乾にはすぐに四宮の強烈チョップが繰り出された。


ドナード
「では・・・」


そして審査員の卒業生、乾、堂島は四宮のシュー・ファルシを口に運ぶ。

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