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それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第13章 存在の証明



田所
「・・・って品を作ろうと思うんだけど・・・」

幸平
「面白い!」

田所
「ほ、ほんと・・・?やった・・・あ、でもね、このレシピだと下処理に手間がかかる食材が多くて、うまく仕上げられるか・・・」

幸平
「俺を誰だと思ってんだ?食事処ゆきひらの二番手張ってた男だぜ?」

幸平はそう言ってエプロンをし、腕に巻く手ぬぐいを頭で結ぶ。

幸平
「まぁ、親父と俺の二人だけだったけどな!」

田所
「ふふ・・・」

完全に緊張のほぐれた田所の笑顔に安心する幸平

幸平
「俺の経験全部つぎ込んでお前を支える!本日限り・・・"食事処たどころ"開店だ!!」

いきなりの発言に軽く戸惑う田所

田所
「お、おー・・・!」

が、そこに緊張の色はもうなかった。

幸平
「よっしゃ、やりますか!田所シェフ!」

田所
「はい!」

そして二人は調理に入ったのだった。

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