第12章 卒業生たち
四宮
「食戟・・・はっ、懐かしい響きだ。」
自分を睨みつける幸平を四宮は鼻で笑った。
生徒1
「何考えてんだ、編入生の奴!!」
生徒2
「相手は遠月卒業生・・・食の最前線で生きてる怪物だぞ!?」
幸平の発言にざわつきが収まらない
四宮
「在校生以外の食戟・・・前例はないわけじゃないが、食劇には双方の合意が必要・・・だろ?悪いが勝負を受ける気はないんでね。お前がどう足掻こうと田所恵の退学は決定事項・・・」
「まぁ、そう急くな。なかなか面白いことになっているようだな。四宮。」
淡々と話す四宮の言葉を遮ったのは・・・
四宮
「堂島さん・・・?」
卒業生のトップ、堂島だった。
そしてそのまま一行は事務室へと連れてかれた。
この騒動に無関係な生徒は解散となった。