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お兄ちゃんのはずだった。
第4章 レイ vol.2
次の日、忘れたのかわざと触れないようにしているのか、君は昨日のことは持ち出さないままだった。
僕は君がもどかしかった。
鈍感で、僕の気持ちなんて届いてない君が。
だから、考えるより先に言葉が出た。
いや。出てしまった。
「ミコちゃんのことが好きなんだ!
付き合って下さい!」
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