第2章 真選組一番隊隊長
『さぁ〜ってとっ!団子でも食べに行くかな〜』
夢の内容ははっきりとは覚えてないけど、懐かしいような、哀しいような、そんな間隔だけが残っていた
このまま働けば何だか気落ちしてしまいそうだったので気分転換をすることにした
『総悟も行くでしょ?』
勢いよく立ち上がり、総悟の顔を覗き込むと
「仕事、サボってもいいんですかィ?」
総悟は頬を染めて視線を逸らし、総悟らしからぬ言葉を返した
『いっつもサボりまくってる総悟からそんな言葉が出るとは思わなかったよ!』
「俺はいいんですけど、いっつも真面目に働いてるさんがサボるなんて珍しいなと思っただけでィ」
『ちょっと気分転換したい気分なんだよ。ほら、行こう?』
総悟の手をひき屯所を出たーー