第21章 やっぱり祭は派手じゃねーとな:祭のあと
の部屋には近藤さんと昨日からに付きっきりの総悟がいた
『……ん…?ここは…俺の、部屋?』
はゆっくり体を起こした
「くん⁉︎起き上がって大丈夫かい⁉︎」
『はい…なんとか…』
「まだ、無理はするな」
『ありがとう、トシ。それに、心配かけてごめん、みんな』
すると今まで一言も話さず、ずっと下を向いていた総悟がいきなりを抱きしめた
『そ、総悟?』
「さん、すいやせん…あの時、俺がさんの元を離れなければ……」
『何言ってんの。俺たちの役目はお上を護ることだろ?しっかり役目を果たしたんだったら総悟が謝る事なんて一つもないよ』
は総悟に抱きしめられたまま、頭をポンポンと優しく撫でた
「、万事屋がお前を抱えて俺たちの所まで連れてきたんだ。一体何があった?」
『銀さんが……そう……高杉に、会った…』
「高杉にっ⁉︎あのヤロォ姿を見せねぇと思ったら‼︎」
の声は少し震えていて、顔も少し青ざめていた
そんなを気遣ってか近藤さんが声をあげた
「とにかく‼︎くんが無事で何よりだ‼︎」
ニカッと笑う近藤さんに釣られるようにも少しだけ笑みを浮かべた
この日はにゆっくり休むように言い、俺たちは部屋を出た