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【銀魂】鏡花水月

第46章 最終節:第十訓


「さぁ着きましたよ」

案内された先は倉庫街の一角
古びた廃倉庫
こんな所に会わせたい人がねィ
ここがクロならこの人もクロという事になる
その時は……
俺は刀の柄をグッと握り、双葉さんの後について倉庫に入る

倉庫内は真っ暗で何にも見えねぇが、男臭ぇにおいと殺気が充満してやがる
こいつはクロ確定ですねィ
ザキがこの場所を近藤さんに伝えてくれてればいいが…

倉庫の真ん中くらいまで来た時
眩しい程の照明が俺を照らした

「沖田さんに会わせたい人ってこの方たちなんです。みなさん沖田さんに会えるのをすごぉく楽しみにしてらしたんですよ」

双葉は今まで見せたことのないような歪んだ笑いを頬に浮かべる
その後ろには百をも超える攘夷浪士達
罠だという事は承知でアジトを割り出す為にここまで踏み込んだが、これは予想以上の数だ

「俺たちはテメェら一番隊に仲間を殺られた奴らの集まりでよぉ、テメェの首取らねぇと死んだ仲間に顔向け出来ねぇんだわ。そういう訳でその首もらったーーー‼︎‼︎」

一斉に襲いかかってくる攘夷浪士を斬り伏せてはいくものの数が多すぎて斬っても斬ってもキリがねぇ
クソっ!


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