第19章 負けず嫌い

「に…似合ってる、よ？」

L「………」

間違ったぁぁあ！！

どうしよう、わからない

目を泳がすと松田さんと目が合う
すると松田さんはジェスチャーしだした
自分を指差して、靴を指差して、ん？あれはなんだ？
親指と人さし指を立てて、顎の下に添えて、ドヤ顔
そうカッコつけるような…

は！！！！！
松田さん、の靴を見て、カッコいいって言った…

まさか、え？まさか…

「竜崎、ズボン新しくしたの気付かないでごめんね？かっこいいよ！」

まさかと思いつつ松田さんのヒントにそって言ってみる
すると竜崎の表情はパッと明るくなる

ま！さ！か！の！

そして朝からげっそりとした私がデスクに行くとメールが2通

1通目は松田さん
【ちあきちゃんが竜崎の事気付かないなんて珍しいね、竜崎の機嫌が悪くならなくてよかったよ】

なんだよ、松田さんのくせに今日はなんだか大人でかっこいいじゃないか←

2通目は竜崎
【次はヒントなしでわかってください】

バレてるし！！というか、逆に竜崎はどうしたんだろう
と思ったけど、竜崎の負けず嫌いはいつもの事だな

と一人勝手に納得したちあきだった


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